2007年03月16日
かぶり厚?マンション購入にあたっては、かぶり厚のチェックをお忘れなきよう!
マンションの基礎部分における欠陥でもっとも気をつけなければならないのは「かぶり厚の不足」と言われていますが、そもそも、「かぶり厚」とは何なのでしょうか?
今回はかぶり厚についてのご説明です。
まず、かぶり厚とは、鉄筋を覆うコンクリートの厚みのことを言います。
そもそも鉄筋とコンクリートは、あたかもクマノミとイソギンチャクの如く、お互いに補完しあう関係になっています。
というのも、鉄筋は「引っ張られる力にはとても強いものの圧縮にはとても弱い」という性質があります。反対にコンクリートは「圧縮力には強いが、引っ張り力には弱い」という性質を持っています。
したがって、鉄筋とコンクリートを組み合わせると、お互いの弱点を補完しあって、要は引っ張られる力にも圧縮する力にも強くなるのです。
さらにコンクリートはアルカリ性。酸に弱い鉄筋もコンクリートに包まれることでさびにくくなり、膨張して爆裂するといった被害を防ぐことができます。
しかしその耐久性についても落とし穴があり、コンクリートが、大気中の炭酸ガスと反応するとアルカリ性が弱まり、だんだん中性へ変化してしまいます。中性へ変化すると何が怖いかというと中に入っている鉄筋が錆びやすくなってしまうということです。
この中性化のスピードですが、平均的には2年で1ミリ程度。低品質のコンクリートの場合は1年で1ミリということもあるようです。
もうお分かりだと思いますが、理屈上はこのかぶり厚は厚ければ厚いほど耐久性が高い建物ということになります。
例えば、かぶり厚が50ミリある建物の場合、最悪中性化が1年で1ミリ進んでも、それが鉄筋に達するまでは、50年かかる計算になります。
建築基準法では、かぶり厚は最低でも30ミリと定められていますが、最低の30ミリでしかも低品質のコンクリートが使用された場合、建物は30年経つとかなりヤバイ状態になると予測されます。
30年?中古マンションなどの場合はかなり厳しいですよね。例えば築20年の物件を購入した場合、まともに住めるのは10年だけということですから、それではシャレにもならない訳です。
施工上の手抜きは口コミなどから見抜くしかありませんが、設計上のチェックでもこのかぶり厚が、できれば40ミリはほしいところです。
という訳で、マンションを購入する際は、かぶり厚の厚さについても必ずチェックを怠らないようにしましょう。
それでは今回のお役立ち不動産情報はココまでとします。
(*^_^*)
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